フィッシャールールの名前の由来!将棋で採用された理由も!

AbemaTVの将棋トーナメントで採用されている持ち時間のルールにフィッシャールールがあります。

一般的に将棋の持ち時間については、タイトル戦では8時間であったり、5時間であったりします。

タイトル戦などで各自の持ち時間を使い切ったら、原則30秒以内で次の一手を指さないと自動的に負けが決定してしまします。

ちょっと、話が違う方向に行きそうなので、もどしまして・・

 

目次
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フィッシャールールの名前の由来について

英語では?

”Fischer rule”

です。

Fischer・・釣り師?

なんて思っていましたが、全く違いました(お恥ずかしい!)。

 

何のことはない、単純に「Fischer」とは、このルールを開発した人の名前(Bobby Fischer)から来ています。

ですので、簡単に言うと名前が由来です(はい!)。

 

フィッシャールールを作った人とは?

Bobby Fischerという伝説的なチェスの世界チャンピオンです!

本名は、Robert James Fischer(ロバート・ジェームズ・フィッシャー)と言います。

 

生年月日は、 1943年3月9日(2008年1月17日 64歳で没)。

もともとアメリカ合衆国で生まれていますが、

反アメリカの行動や反ユダヤの行動をとったことなどもあり、

ついにはアメリカ政府からも起訴されることになります~。

 

日本にも関係があり、フィッシャーが来日していたときに拘留された経緯があります。

 

他にも、頭が良すぎる?!ための奇行があります。

タイトル戦で勝利しても、そのタイトルを放棄したり、試合自体を放棄したりすることも・・・^^;

マジ、やりたい放題の人生を送られ、時には行方を隠して失踪するようなことも話題となっています!

ときには、こんな対局をしています。

50人との同時対決です。

1964年に実施されていますが、このときは47勝1敗、2引き分けという成績だっとのことです!

 

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フィッシャールールとは?

一般的な持ち時間のルール

普通は、対局する際に棋士に与えられた持ち時間を使ってしまったら次の一手は、30秒以内に指す必要があります。

ちなみに棋聖戦では4時間、王将戦では8時間の持ち時間となっています。

 

その時間を使ってしまったら30秒以内に指す必要がありますが、

逆に考えると持ち時間内であれば一手指すのにどれだけでもかけることができます。

 

極端なことを言えば、最初の1手を打つのに8時間かけることも可能なんです^^;

 

フィッシャールールとは?

普通の持ち時間管理との一番の違いは、一手指す毎に時間が追加されていくところにあります。

時間が追加されると聞くと、なんだかゆっくりできそうな気もしますが、そうではありません。

通常、フィッシャールールでは、持ち時間は少なく設定されてあることが多いです。

 

時間を追加する仕組み

一手毎に決められた時間を追加する仕組みです。

でも、これでは分かりにくいですね。

 

AbemaTVの将棋トーナメントなどで採用された具体的な方法は・・

 

持ち時間を5分に設定してありました。

一手指す毎に、5秒を持ち時間に加算するルールがAbemaTVの将棋トーナメントでは、実施されました。

 

ということは、持ち時間の5分を使い切ったら、次第に指す時間が少なくなり、最終的には一手指す持ち時間が、5秒になってしまいます。

かなりの速さ指しになるということです。

フィッシャールールで使用する時計

棋士自身がスタート・ストップを操作する時計でありながら、フィッシャールールに対応した時計が必要です。

Hikeren デジタル対局時計 チェス・クロック ゲーム・クロック 将棋/囲碁/チェスに試合適用 ゲームの時間管理 プロゲーム競技に適用 ダウンタイマーとウントアップタイマーに使用できる
Hikeren

この対局時計は、フィッシャーモードの設定が可能です。

 

フィッシャールールが将棋で採用された理由

時間管理がしやすい

なんと言っても、持ち時間5分で追加時間が5秒ずつであれば、時間管理がやりやすいです。

勝敗が決着するまでの時間が圧倒的に早くなるメリットがあります。

放送している側からすると、ありがたい話です。

 

トーナメント戦などの場合のメリットも大きいですね。

運営側からすると、テキパキとした運営が可能となります。

 

タイトル戦のように、じっくり二日間かけて行うような将棋も、それはそれで面白いんですが・・。

 

本当の実力が試される?

指す人は、大変だとは思いますが、見ている方としはドンドン対局が進んで行きますので面白いです。

時間があまり無いと、いくらプロ棋士でもミスすることはあります。

でも、それはお互い様ですので、それをどんな風に乗り越えていくのかもフィッシャールールの醍醐味の一つだと思います。

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