カメムシは刺激されると強烈な悪臭を放ち、その駆除は難しいとされます。特に、ガーデニングへの被害や洗濯物を介して室内に侵入することがあり、家の周辺にカメムシを見つけた際は特に注意が必要です。この記事では、カメムシの生態理解、臭いへの対策、そして具体的な駆除方法と予防策について解説します。
マンションでよく見るカメムシの種類と生態
カメムシの種類
カメムシにはさまざまな種類が存在し、日本では特に以下の3種が一般的です。
今年はカメムシ大量発生が危惧されてるらしいけど、うちの近所では記憶にないレベルで彼方此方にクサギカメムシがいる。
— まさやん (@masayan59896607) May 2, 2024
冬がこれだけ暖かいと越冬で落ちる個体も少なくなってるだろうから、総数が増えるのも当然と言えるでやんす。 pic.twitter.com/COFr58FVQw
- クサギカメムシ:この緑色のカメムシは日本でよく見かける種で、体長は約15mmです。
- スコットカメムシ:茶褐色をしており、特に寒冷地でよく見られます。体長は約10mmです。
- マルカメムシ:この種はその丸い形が特徴で、マメ科の植物を好んで生息します。体長は約5mmです。
【写真注意】広島県全域にカメムシ注意報、2年ぶり 3種が大量発生https://t.co/QPjlcjcRhI
— 中国新聞U35 (@chugokunp_u35) May 23, 2024
3種とは、左からチャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ、クサギカメムシ。見たことのある人も多いのでは…。詳しくはURLから。(写真は広島県西部農業技術指導所提供です) pic.twitter.com/aUEOul0EYQ
これらのカメムシは特にクサギカメムシとスコットカメムシが住宅地に多く見られます。これらのカメムシは15mm以下の小さな体を持ち、わずか2mmの隙間からも簡単に室内に侵入することが可能です。クサギカメムシは年間を通じて活動しており、寒さに弱いため、越冬した個体が4月頃から活動を始め、5月から8月にかけて産卵と孵化が行われ、9月から10月にかけては越冬準備で最も活発になります。そのため、秋から冬にかけて成虫を目にする機会が増えます。
カメムシの臭いが付着したときの対処法
カメムシが危険を感じると放つ激しい臭いは、その強さがカメムシ自体にも致命的なことがあります。この臭いは油には溶けやすく、水には溶けにくい性質があります。そのため、手や衣服に臭いが付着すると非常に取り除きにくいです。
カメムシの安全な駆除方法!悪臭を防ぐための注意点
家の中にカメムシが入り込んだ場合、最も重要なのはカメムシが臭いを放たないようにすることです。カメムシを驚かせたり、衝撃を与えたりすると悪臭を発生させるため、絶対に叩くことは避けてください。また、掃除機で吸い取る方法も内部で臭いを発生させる恐れがあるので推奨されません。
完全に安全とは言えないものの、悪臭を出さずにカメムシを駆除する方法はいくつか存在します。家にある道具を使って自分で行うことができる方法を選び、慌てず冷静に対処しましょう。
カメムシの臭いを出さない駆除方法
カメムシが室内に侵入しないための予防策
カメムシの室内侵入を防ぐことは、家での駆除作業を避ける上で重要です。カメムシがどのようにして家の中に入るかを理解し、適切な対策を講じることが大切です。
洗濯物を室内に持ち込む際の注意
カメムシ対策!ベランダの整備と隙間の封鎖
カメムシを家の中に入れないための予防措置として、以下の点に注意しましょう。
これらの予防措置を施すことで、カメムシが室内に侵入し、産卵や繁殖をするのを防ぐことができます。周囲にカメムシが見られる場合は、早めに対策を行うことをおすすめします。