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恋人の日の意味と過ごし方!なぜ6月12日なのか?

日本には様々な記念日があり、6月12日は「恋人の日」として知られています。この日は日本ではまだあまり浸透していないかもしれませんが、海外の特定の国では恋人たちが祝う日として定着しています。では、なぜこの日が恋人の日に選ばれたのか、その理由と由来を掘り下げます。また、この日にどのように過ごすと良いのか、適切な過ごし方についても提案します。

目次
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恋人の日の起源とその意味

「恋人の日」、またはスペイン語で「ディアス・ドス・ナモラドス」として知られているこの日は、ブラジルのサンパウロ商業協会によって1952年に6月12日と定められました。この日は当初キャンペーンとして開始されたものが、年間行事の一つとしてブラジル全土に広がり、今では広く認知されています。この日には恋人たちはもちろん、家族や友人同士でもプレゼントを交換し合い、お互いの愛や友情を祝います。

ブラジルでは、年間を通じて多くの祭事がありますが、6月は比較的大きなイベントが少ないため、この時期に恋人の日が設けられました。具体的には、2月に行われるリオのカーニバルやその他の祭事のため、バレンタインデーが商業的に重要でない時期となります。このため、ブラジルでは2月14日のバレンタインデーは定着していません。

そこで、ジョアン・ドリアという広告会社の社長が新たな商機を見出し、イベントの少ない6月12日を恋人の日として選びました。百貨店はこの日に感謝や愛情を表すキャンペーンを行い、フォトフレームだけでなく、花やアクセサリー、洋服、香水、CDなど、様々なプレゼントが贈られるようになりました。

このブラジルの習慣に着目し、日本では全国額縁組合連合会が1988年(昭和63年)にフォトフレームのPRとして恋人の日を広め、記念日として制定しました。

恋人の日の起源と6月12日が選ばれた理由

恋人の日が6月12日に定められたのは、その翌日が聖アントニオの命日であることに関連しています。聖アントニオはフェルナンド・マルティンス・デ・ブリャオンとしてポルトガルのリスボンで生まれ、貴族の家庭に育ちましたが、後にキリスト教の修道会に入りました。彼は「パドヴァのアントニオ」や「リスボンのアントニオ」などとも呼ばれ、非常に人気がありました。彼の説法は多くの人々に聞かれ、特に結婚や縁結びに関連した教えで知られています。

聖アントニオが亡くなったのは36歳という若さで、その死後も彼の影響力は続き、キリスト教の聖人として尊敬されています。彼の命日の前日、6月12日が恋人たちの絆を祝う「恋人の日」として選ばれたのは、彼の結婚や愛に関する教えが影響しているためです。

恋人の日の過ごし方

日本ではブラジルのようにフォトフレームを交換したり特定のプレゼントを贈る風習は一般的ではありませんが、SNSを通じて様々な方法で恋人の日を楽しむ人々がいます。以下はその一例です:

  1. 恋人の日の過ごし方を投稿する。
  2. 理想の恋人やカップルのイラストを共有する。
  3. 愛するペットの写真を投稿する。
  4. うさぎ、猫、鳥など、寄り添う二匹の動物の画像やイラストをアップロードする。
  5. 自分のお気に入りのアニメキャラクターカップルのイラストを共有する。
  6. 好きな映画やドラマのカップルのシーンを投稿する。
  7. 恋愛に関するお気に入りの書籍を紹介する。

これらのアクティビティは恋人の日の楽しみ方を豊かにし、特別な絆を祝う新たな方法として人気を集めています。

恋人の日に贈る特別なプレゼントのアイデア

フォトフレーム
ブラジルの恋人の日には、フォトフレームを交換する習慣があります。この伝統は、かつて行われたプロモーションが始まりで、カップルたちが互いに写真を入れたフォトフレームを贈り合うことが一般的です。デジタル時代になり写真を現像する機会が減少していますが、特別な写真を選んでフォトフレームに入れて贈ることは、相手への思いを表現する素敵な方法です。

フラワーギフト
花はどんな記念日にもぴったりの贈り物です。生花は持続時間が限られていますが、その儚さがかえって特別な瞬間を彩ります。ドライフラワーとして長く楽しむこともでき、記念撮影にも最適です。美しい花を添えることで、贈り物にさらに心を込めることができます。

手書きの手紙
デジタルコミュニケーションが主流の今、手書きの手紙は格別の感動を与えることができます。心のこもったメッセージを紙に綴り、それをフォトフレームに添えたり、花束と一緒に渡したりすることで、贈り物に深い意味を加えることができます。手書きの文字は、受け取った人を温かくさせるでしょう。

恋人に関連する他の記念日

6月12日の恋人の日の他に、カップルに関連した記念日がいくつか存在します。

11月11日:恋人たちの日

静岡県の伊豆市(旧土肥町)にある「恋人岬」がこの記念日の由来とされています。この岬は、下田の富士見遊歩道の末端に位置し、その景観の美しさで知られています。岬には「愛の鐘」と呼ばれるベルが設置されており、恋人たちがその名前を呼びながら3回鐘を鳴らすと、恋が成就すると言われています。また、恋人岬事務局では「恋人宣言証明書」を発行しており、多くのカップルにとって特別な場所となっています。

恋人たちの日の設定日である11月11日は、その日付が「11」(1と1が並ぶことから恋人同士が並んでいる様子を象徴)や「こいびと」と読む語呂合わせ、さらには「土肥」の地名と「11」の組み合わせなど、複数の語呂合わせから選ばれたとされていますが、具体的な由来についてははっきりしていません。この日は恋愛にまつわる行事や、恋人たちの絆を祝う目的で設けられており、伊豆の観光地としても人気を博しています。

恋人岬について

恋人岬は、土肥温泉街から南に約8km、国道136号沿いに位置しており、専用のバス停から富士見遊歩道と木製のデッキを歩いて到達します。岬の端にある展望デッキからは、富士山や駿河湾の壮大な景色を180度以上のパノラマで楽しむことができます。この場所に設置されている愛の鐘「ラブコールベル」を3回鳴らし、恋人の名前を呼び出すと、愛が叶うとされる伊豆の有名な恋愛パワースポットです。

恋人岬の宿泊施設

また、ここでの恋人宣言と鐘の鳴らしを経て、遊歩道の入口にあるステラハウスで恋人宣言証明書を取得すると、結婚を祝う様々な特典が受けられます。恋人岬では、白びわ狩りができる「恋人岬白びわ園」もあり、5月下旬から6月上旬にかけて訪れると良いでしょう。

さらに、展望デッキでの結婚式も可能で、土肥温泉旅館協同組合では、結婚式を挙げたいカップルを随時募集しています。この美しい景観と特別な設備が組み合わさった恋人岬は、多くの恋人たちや観光客で賑わう人気スポットです。

2月27日:冬の恋人の日

この記念日は、結婚カウンセラーたちによって設けられました。その日付はバレンタインデー(2月14日)とホワイトデー(3月14日)の中間に位置しており、寒い冬でも互いの愛を育むことを促す目的があります。また、「きづ(2)な(7)」と読むことができる日付(2月27日)は、「絆」を意味し、恋人同士の強いつながりを象徴しています。

これらの恋人に関する記念日は、カップルが互いの愛を確認し合う特別な機会を提供します。日本ではまだあまり知られていないこれらの日が、将来的に愛と感謝を祝う日として広く受け入れられることを願っています。

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