世界の果てまでイッテQ!でナスカの
地上絵が取り上げられます!
手越画伯がナスカ地上絵を描いて
カレンダー撮影にも関係するとのこと。
それにしても、今更ながらですが
ナスカ地上絵の謎には色んな疑問が
湧き上がってきますね。
1000年以上前のナスカ文化時代に
描かれたというナスカの地上絵ですが、
最近になって新たに50点以上がパラカスで
発見されるニュースも話題になっています。
1994年に世界遺産にも登録
されているナスカの地上絵の謎
について迫ってみたいと思います^^
この絵って、ほんとに1000年以上前に
描かれたんでしょうか?
色んな意味で、そう思ってしまいますね~!
ナスカの地上絵(Nazca Lines)とは?
南米ペルーのナスカ川周辺の盆地に
刻まれた巨大な図形や生物の絵です。
これほどまでに注目されているのは
やはり、その大きさや描かれた目的、
どのようにして、こんなに正確な
図形を描くことができたのか・・・などなど
ナスカの地上絵は、私達の好奇心を
刺激してくれる要素がたくさん
つまっている宝箱に他なりませんね。
ナスカの地上絵の発見者
1939年6月22日にアメリカの考古学者
ポール・コソックPaul Kosokによって
発見されています。
古代都市の灌漑システムを研究するため
ペルーのナスカ川とインへニオ川に
囲まれた地域を調査していて
その灌漑システムのライン(線)の
いくつかが生物の形になっていることに
気づきます!
他にも、天文学に関係したラインが
あることも発見しています。
このことに気づいた時は、どれほど
ワクワクしたのかは、想像に難くないですね~。
恐らく、興奮して眠れなかったんでは
ないでしょうか!
ナスカの地上絵が描かれた目的は何のため?
色んな説がありますが・・まだ、完全に
解明されていません。
「説がある。」ということですので・・
雨乞い儀式のため
当時、雨乞いで使われていたとされる
隣国のエクアドルにしかない貝
(スポンディルス貝)が発見されれいるため。
死者を弔う儀式のため
太陽へ返す(届ける)ためとされる
儀式に使われたとする説です。
宇宙人とのコミュニケーションのため
文字通り、宇宙人との
コミュニケーションツールとして
使われたとする説です。
夢があってイイですね^^
ナスカの人の成人の能力を試すため
成人の指導者などを選出するためなどに
地上絵を歩かせて、その人の知能指数を
推し量るテストに使ったとする説です。
これも、あったかもしれませんね。
ナスカの地上絵の大きさは?
成層圏からじゃないと確認できないような
数百mもある巨大な地上絵もあります~。
代表的な「ハチドリ」ですが
その大きさは96mほどあります。
50mほどの大きさの絵です。
まさしく、天空の城ラピュタに出てくる
巨神兵ですね~!
驚きです!
まさか、宮崎アニメを観てから作ったんじゃ・・
そんな疑問が・・
・・・。
そんなことは、ないでしょう(^_^;)
ナスカの地上絵の描き方!
飛行機から見てもはっきりと分かる、
あの独特のライン、どうなっているんでしょう?
ブラタモリの番組でタモリさんに
解説してもらいたいぐらいですが~
(まだ、ナスカの地上絵は未登録)
実は、ナスカの地上絵のライン(線)は、
地面を浅く掘って描かれています。
その幅と深さは・・
幅・・1~2m程度
深さ・・20~30cm
なんです。
なんで??
掘っただけで・・・??
と思ってしまいますよね・・!
そうなんです、
そこで、ブラタモリの出番??
ナスカの地上絵の地面の構造について
ちょっと話がそれましたが・・
実は、ナスカの地上絵が描かれた
地域の地面は、簡単に言うと
2重構造になっています。
ナスカの地上絵の地表が誕生した過程
<1>
ナスカの地上絵が描かれた地域は、
アンデスの麓にある盆地にあります。
そのため、高山地帯の山麓から
長年に渡って黄白色の土砂が
運ばれてきます。
<2>
さらに
長い歴史の中で時々起こった大洪水に
よって運ばれた大量の土砂もその上に
堆積しています。
その地表は、長い年月をかけて
風などによって細かい土が吹き飛ばされ
残った岩石や大粒の礫(れき)が
酸化されていって暗赤色となっていきます。
このような二重の構造となっています。
ナスカの地上絵の線(ライン)の色
もう一度、冷静に説明すると・・
<1>地表には、風に飛ばされないで
残った暗赤色の岩石や大粒の礫(れき)が
あります。
<2>その下には、長年かかって堆積した
黄白色の土砂が眠っています。
<3>地表の暗赤色の岩石や大粒の礫を
取り除くことで、その下にある黄白色の
土砂が顔を出てきてラインの色が鮮明に
分かるようになります。
描き方は拡大法説が有力?
宇宙人が関与?
まだ、はっきりとは解明されていません。
宇宙人が関わって作ったんでは
という噂もありますが・・(^_^;)
実際のところ、最も有力な描き方は
拡大法です。
拡大法は、小さな下絵を描いてから、
その絵の中心点を適当に定めます。
その中心点から放射状に比例拡大
させていく方法です。
この方法を裏付けるものとしては、
地上絵の近くの杭や、地上絵の元
となった縮小図が発見されていることです。
実際に描けるかも、検証されており
日本でも小学生の算数の授業の一環
として実験され、見事に成功してます。
ナスカの地上絵は「なぜ消えない?」
この地表の岩石が太陽の光によって
暖められることで雨が振りにくい独特
の天候となっているのが、現在のナスカ
地上絵がある地域の特徴です。
この雨が殆ど降らない安定した
天候のため、長きに渡って絵が風化せず
に残っている理由の一つです!
実は、少しづつ消えかけている・・
※少しづつは、風化しているのは
否めません。
観光などによっても傷つけらたことが
保存上の問題となっていることも確かです。
ナスカの地上絵を研究するときはこんな靴を履くんだ。 pic.twitter.com/v3mm1rGUw1
— ( ^ ^)っKyome (@Kyomesuke3) 2015年1月7日
故意に損傷されたケースもありましたので
研究者もこの地域に立ち入る際には
遺跡を傷つけないように靴の底を広く
する器具の装着が義務付けられています。
『ナスカの地上絵』は1200あまり…遺跡を守るため、地上絵エリアは立ち入りが禁止されています。今回は、特別の許可をもらい近付くことができました。これ<ハチドリ>の足…全員ウレタン製の大きな靴カバーをつけ、1つの石も動かさないよう注意! pic.twitter.com/aUkbta535r
— 世界遺産 (@heritage_TBS) 2014年2月24日
ナスカの地上絵の場所は?
<1>まずは、東京からペルーの空港まで
東京からですと、飛行機で20時間ほどです。
<2>ペルーの空港からナスカの地上絵まで
車で429km(約6時間ほど)です。
日本国内旅行でしたら、こんな感じで
調べたらすぐに行けそうですが・・
実際のところは、専門の旅行会社の
ツアーに参加する必要があります。
個人では、色々と・・・
やってやれないことはないと思いますが・・
それなりのリスクは、ありそうです。
それを押しても見てみたいですね~